骨質

ここでは、骨質について詳しく調べてみました。骨粗鬆症の予防のためには、骨密度を上げるだけでなく、骨の質を良くする対策を同時に行うことが望ましいようです。

骨の質を高めることで骨粗鬆症予防に

骨粗鬆症の予防というと、カルシウムを十分にとって骨量骨密度を増やすことが第一とされています。

これはもちろん間違いではないのですが、一方で骨密度が平均以上あるのに大腿部骨折などを起す人も少なくないといわれています。

その原因について形成外科医の先生方が研究した結果、骨の強さは骨密度だけではなく、「骨質」にも左右されるということがわかってきました。

では、そもそも「骨質」とはどんなものでしょうか?

骨質とは、骨組織の基質をつくる硬たんぱく質のことで、主にコラーゲン・燐酸(りんさん)カルシウム・燐酸マグネシウムなどによって形成されているもの。

骨の成分はカルシウムなどのミネラルだけでなくコラーゲン繊維がその半分を占めています。つまり、骨の質を決めている成分こそがコラーゲンなのです。

骨に含まれる老化コラーゲンの量を調べると、骨密度だけではわからないリスクを判定することができるそうです。

骨質の低下の原因!老化コラーゲン

老化コラーゲンとは、コラーゲン分子が結びついた状態の「架橋」が酸化して悪玉化した状態(悪玉架橋という)のもの。骨折した高齢者の骨を調べると、老化コラーゲンが異常に多いことが確かめられています。

骨質が低下しているかどうかは、悪玉架橋の成分であるペントシジン、あるいは活性酸素過多の指標であるホモシステインというアミノ酸のどちらかを測ると分かるそうです。

骨の健康を保ち、骨粗鬆症をしっかり予防するためには、骨質を良くすることにも取り組む必要があります。

骨質を良くしてくれる栄養素には、コラーゲンやビタミンB6、B12、葉酸などがあるようです。カルシウムの補給に加え、これらの栄養素をプラスすることも考えてみて下さい。

また、肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣のある方、たばこやアルコールを好む方は体内で活性酸素が多く発生してしまうので、骨の中の悪玉架橋が急増しやすいそう。

骨折リスクを減らすためには、やはり生活習慣の改善が必須のようですね。

骨粗鬆症の新しい検査法が生まれるかも?!骨質マーカーについて

大喜びの女性画像新聞やTV番組で紹介されたことから、ご存じの方も多いかもしれませんね。

東京慈恵会病院の斉藤充先生らが開発した、世界初の「骨の質を評価するマーカー」が骨質マーカーです。骨質マーカーでは、患者さんの全身のコラーゲンの老化状態を判別することができるそう。

現段階では、まだ研究途中ということで外来では測定できないとのことですが、実用化されれば骨粗鬆症の予防や治療効果がより高まることが期待されています。

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