男性や子供も骨粗鬆症になる?

ここでは、男性や子供の骨粗鬆症について詳しく説明したいと思います。高齢の女性に多いと思われがちな骨粗鬆症ですが、男性や子供にも骨粗鬆症リスクはあるのです。

男性の骨粗鬆症

おっかなびっくりな女性の顔骨粗鬆症は女性に多い病気とされていますが、だからといって男性に起こらない病気というわけではありません。骨粗鬆症の患者さんの男女比は1:3ですから、発症している人の4人に1人は男性なのです。

男性の場合は閉経がないので、女性のように40代のうちから骨粗鬆症を心配する必要はないのですが、年齢を重ねるにつれて骨量が減少するのは女性も男性も同じです。

男性の骨粗鬆症は70代で急増します。

『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン』によると、60歳以下の男性で骨粗鬆症を発症する人は、女性の発症者数と比較して3分の1以下。しかし、70歳以降になると女性の発症数の半数ほどの男性が骨粗鬆症になっているのです。

しかも男性の場合、骨粗鬆症で大腿骨頸部骨折(足の付け根の骨折)をしてからの回復経過は女性よりも一般的に悪く、その死亡率は女性の2倍

男性の骨粗鬆症は、女性よりもなりにくく、女性よりも重症化しやすいという特徴があります。

男性の骨粗鬆症リスクを高める要因としては、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、喫煙・飲酒を好む習慣、痩せ型の体型、胃の切除手術(栄養吸収が悪くなるため)などがあるようです。

50歳以降でこれらの要因に当てはまるものがある方は、定期的な検査で自分の骨の状態を把握しておくことが望ましいでしょう。

実際に骨折してしまう前に検査を受け、早めに治療をはじめることが大切です。

男性の骨粗鬆症のまとめ

  • 70代以降に骨粗鬆症になりやすくなる
  • 大腿骨頸部骨折すると女性よりも予後が悪くなる傾向あり
  • 痩せ型、喫煙習慣のある男性は骨粗鬆症リスクが高い

子供の骨粗鬆症

若い世代に起こる「若年性骨粗鬆症」というものがあります。

思春期に発症して自然に治るものや、青年期に発症して多発的に骨折を起すものがあります。しかし、これらは原因が不明な上、若年性骨粗鬆症は非常にまれ

ただ、近年子供の骨粗鬆症リスクの増加について問題視されていることは確かなのです。

困っている女性画像インスタント食品の多様化などによる食生活の乱れ、パソコンの長時間使用などによる睡眠不足、運動習慣が少なくなったことなどが原因で、子供の骨折が増えている(30年前に比べると約2倍)と言われています。

子供の骨を弱くする危険因子は、運動不足・日照不足・基礎疾患・低栄養(痩せ)・摂食障害・薬剤投与などがあるようです。この中で改善しやすいのが、「低栄養」「運動不足」「日照不足」で、これらを改善すると子供の場合は成人以上の大きな効果が期待できます。

栄養面では、カルシウムとタンパク質を意識してしっかりと摂取すると、密度と強度のある丈夫な骨を作ることに繋がります。

運動は、縄跳びやバレーボールのような重力を利用して垂直に動く運動が、足腰の骨密度を高める効果が高いようです。

老後に寝たきりや要介護にならないために

骨粗鬆症は高齢者の病気と思われがちですが、その最初の一歩は子供のころから始まっていると言えます。

10代後半までにどれだけ骨量を増やすことができるかによって、将来の骨粗鬆症リスクが左右されるとも言われているからです。

子どもの将来を見据え、親子で生活習慣の改善をし、骨粗鬆症予防に取り組むことが大切なのです。

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