生活習慣改善

ここでは、喫煙や飲酒、ダイエットなどの生活習慣が骨に与える影響について解説します。

骨粗鬆症リスクを高める危険な生活習慣

骨粗鬆症予防のためには以下の生活習慣の改善も欠かせません。

喫煙

タバコの画像タバコを吸うと、ニコチンの影響で全身の血流は悪化。すると、胃腸の働きが悪くなり、食欲をなくしてカルシウムを十分に吸収できなくなります。

女性の場合は、カルシウムが骨から血液中へ流れるのを防ぐ女性ホルモンの分泌も妨げられてしまうのです。

怒っている女性このため、タバコを吸う女性は骨粗鬆症になりやすいとされています。

骨密度に関しても、非喫煙者→禁煙者→喫煙者の順番で低くなっており、喫煙している人の骨折リスクは約1.3倍~1.8倍も高いとされています。

タバコは、体にとって「百害あって一利なし」なのです。

飲酒

適量の飲酒なら、カルシウムの吸収という観点から見た場合は、特に問題はないようです。食前に軽く一杯飲む程度であれば、食欲が増して食事から十分な栄養をとることに繋がりますね。

お酒の画像ただし、お酒には利尿作用があります。

体に吸収されたカルシウムが必要な分まで排出されてしまうこともあるので、飲み過ぎはNGです。また、少量であっても毎日飲酒しているとアルコール依存症になるといわれているので注意が必要です。

骨粗鬆症の予防と治療のガイドラインによると、1日に40g以上(350mlの缶ビールなら3本)のアルコールの摂取で、骨折リスクが約1.2倍~1.7倍高くなるとされています。

また、生活習慣予防のためには1日のアルコール量は20gとなっているようです。

女性や65歳以上の高齢者の場合はより少ない量が良いとされているので、お酒は少量をたまに飲む程度に控えるのが望ましいでしょう。

ダイエット

無理なダイエットをしていると、年齢に関わらず骨粗鬆症になるリスクが高くなります。

過度のダイエットが骨に悪影響を及ぼす原因は次のようなものです。

  • 女性ホルモンの低下
    急に痩せることで卵巣機能が低下し、女性ホルモンの分泌量が減ってしまいます。女性ホルモンには骨を壊す破骨細胞の働きを抑えて、骨をつくることを促進する働きがあるので、女性ホルモン量が減ると骨量が低下してしまうのです。
  • 骨をつくるだけの十分な栄養が摂れない
    ダイエットというと食事量や食べる食品の種類・数を少なくする方が多いですから、体に必要なエネルギーや栄養が不足した状態になります。低栄養は、カルシウムやビタミンD不足による骨粗鬆症、鉄分不足による貧血を招きます。
  • 低体重だと骨が弱くなる
    標準体重以下の低体重になると、骨に必要な負荷が少なくなるため骨が弱くなります。骨は適度な負荷がかかると、それに負けないように自分自身を強くするという性質があるのです。体重が少なくなると骨が弱くなるのはこのためです。

ダイエットのことを考える女性画像女性の骨量は一般的に18歳頃にピークとなり、40代を過ぎたころから徐々に減っていき、閉経後にはがくっと減る傾向にあります。

できるだけ10代のうちに骨量を増やしておくことが、将来の骨粗鬆症予防のためには重要なのです。もちろん、成長期以降の骨量維持も大切ですよ。

骨や体の健康のために、適正体重をキープするよう心がけましょう。