
ここでは、骨粗鬆症予防のための定期検査について調べてみました。更年期世代の方は、自覚症状がなくても定期的に骨量検査を行うことが大切です。
更年期を過ぎたら定期的に骨量測定を受けましょう。
閉経前後から女性ホルモンのエストロゲンが激減することで起こる骨量低下のためだけではなく、胃や肝臓、腎臓の悪い方はカルシウムの体への吸収が悪くなっているため、骨粗鬆症リスクが高くなっています。
自分の骨量をきちんと把握することで、骨折を防ぐ為の生活習慣・食習慣改善の必要性に気付くことができるのです。
以前の骨粗鬆症の診察は、X線所見で骨量減少が認められ、なおかつ骨折のあるものを骨粗鬆症と確定診断をして初めて治療を行う、というものでした。
しかし、骨折してからでは治療が困難なケースも多いため、現在では骨折する前に骨粗鬆症を予防・発見することが重要とされ、定期検査の積極的な受診が推奨されています。
骨量は減少しても自覚症状がないので、自分で意識して定期検査を受けることが必要なのです。
多くの方は、整形外科を受診していますが、中には内科や婦人科を受診している方もいるようです。
骨量の測定方法としては、超音波法、DXA(デキサ)法、MD(エムディ)法、定量的CT法などがあります。
この他、身長測定なども行われます。また、骨粗鬆症と他の疾患を鑑別するために尿検査・血液検査なども行われるようです。
自治体によっては無料で検査等をしてくれる所もあるので、一度お住いの市役所などに問い合わせをしてみるのもいいかもしれません。
骨粗鬆症の診断は、骨密度・骨のもろさ・転倒やちょっとした衝撃で生じた骨折があるかどうか、の3つで判断されます。自覚症状のない骨折もあるため、診断するにはレントゲン検査が必要となるようです。
骨密度の値が基準の80%以上だと正常、70~80%だと骨量減少(要注意)、70%未満だと骨粗鬆症となります。
骨量減少・骨粗鬆症と診断されたら、なるべく早く治療・骨折の予防対策をはじめましょう。医師による食事・運動指導、薬物治療などが行われます。